
この連載では、海外の研究や論文、各種調査をもとに、企業卓上カレンダーの価値を新しい視点から読み解いていきます。研究結果をご紹介するとともに、20年以上企業卓上カレンダーに携わってきた私たちの経験や考察も交えながら、その可能性を探ります。
「はじめに」
企業卓上カレンダーという商品に携わるようになって20年以上が経ちました。
この間、私たちは多くのお客様と出会い、多くの企業卓上カレンダーをお届けしてきました。
時代は大きく変わりました。
インターネットが普及し、スマートフォンが生活の一部となり、AIが身近な存在になりました。
企業卓上カレンダーを取り巻く環境も、以前とは大きく変化しています。
その一方で、不思議に思うことがあります。
企業卓上カレンダーは「成熟した商品」と言われることがありますが、その価値について深く語られる機会は決して多くありません。
価格やデザイン、サイズや仕様について語られることはあっても、
「企業卓上カレンダーは、なぜ企業に選ばれ続けているのか」
「人は企業卓上カレンダーにどのような価値を感じているのか」
という本質的な問いについて考えられることは、意外なほど少ないように感じています。
私たちは、この問いに対する答えを持っているとは思っていません。
だからこそ、この連載を書こうと思いました。
海外には、紙とデジタルの違いを比較した研究、予定管理や記憶に関する研究、販促品や広告心理学に関する研究など、多くの知見が蓄積されています。
もちろん、それらは企業卓上カレンダーを直接研究したものではありません。
しかし、一つひとつの研究を丁寧に読み解くことで、企業卓上カレンダーという商品を新しい角度から見つめ直すことができるのではないかと考えています。
この連載では、研究結果をできるだけ正確にお伝えすることを大切にします。
研究には条件があり、対象があり、限界もあります。
だから、研究結果を都合よく解釈したり、企業卓上カレンダーに無理やり結び付けたりすることはしません。
一方で、20年以上企業卓上カレンダーに携わってきた私たちだからこそ見えてきたことがあります。
数字では表せないこと。
研究だけでは語れないこと。
お客様との会話の中で教えていただいたこと。
毎年企業卓上カレンダーをお届けする中で感じてきたこと。
そうした現場の経験も、この連載では大切な「知見」の一つとしてお伝えしていきたいと思います。
研究は、私たちに答えを与えてくれるものではありません。
新しい問いを与えてくれるものです。
その問いを、企業卓上カレンダーという仕事を通して考え続けること。
それが、この連載の目的です。
そして、この連載を読み終えたとき、
「企業卓上カレンダーとは、日付を表示するだけの商品ではなかったのかもしれない。」
そんな新しい視点を、一つでも持ち帰っていただけたら、これほど嬉しいことはありません。
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